散歩

シベリアンハスキーの散歩の写真

犬のしつけ教室を静岡県浜松市で行っているペットのブリーダーワンブーです。
犬のしつけ散歩についてですが、犬を飼育する場合例えチワワだろうがトイプードルだろうが、どんな犬でも必要です。子犬の頃は社会性を身につけるためとしつけの一環として、成犬になったらストレス解消やしつけの一環として必要です。

決してトイレのためや運動のためではありません。

トイレを散歩でさせてしまうと、トイレを家の中ではしなくなりがちです。我慢することで尿がアルカリに傾き尿路結石や膀胱炎になる可能性が高くなります。
また、犬が健康な時はまだいいのですが、犬が怪我をしたり病気になって歩けないなどの時に困ります。将来寝たきりになった場合でも外に出て、土や草の匂いを嗅がなければトイレができなくなります。
歩かさなければいけないため、腰の下にタオルなどを入れて人間が一緒に歩いてあげなくてはいけません。大型犬などは特に大変です。介護の期間が長くなればなるほど、人間がヘルニアなどになります。苦労された経験がある方はよくわかると思います。

犬は人間とゆっくり歩いているだけでは十分に運動をすることは出来ません。ペットとして飼育されている犬たちの筋肉は全く足りません。そのため、最低でも1週間に1、2回はノーリードでおもいっきり走らせたり、他の犬たちとプロレスごっこのように絡まないと筋肉はつきません。
どうしても無理な場合は、夏場は川などで泳がせる、その他の季節は砂浜などで十分負荷をかけるといいでしょう。どちらも足腰への負担は少ないです。

私達は散歩を犬に与える「仕事」として捉えています。元々犬たちは人間が出来ないようなことや人間の手伝いとして仕事を与えられていました。そしてその仕事をこなすことで人間が喜びそれを見て犬も喜びを感じていました。
ですから犬たちは仕事が無いとストレスを感じ運動不足になります。

現代社会においてペットとして飼育されている犬たちにはほとんど仕事はありません。そこで散歩を仕事として与えます。
仕事ですから当然犬たちに自由はありません。人間にしっかりと付いて歩きます。前を歩いたり好き勝手にマーキングやトイレをしてはいけません。

逆に言えば、前を歩いたり好き勝手にマーキングやトイレをさせてしまうから犬を人間のボスにさせてしまい、犬のしつけができなくなってしまうのです。
群れで生活する動物は移動の際、先頭を歩くのは群れのボスです。ボスを追い越そうものなら噛み付かれるなどして怒られます。

このようにお話すると「犬に自由がなくてかわいそう」とよく言われますが、大丈夫です。散歩中に自由にさせたければ、人間が場所と時間を決めて自由を与えればいいです。初めとと終わりを人間が決めるのです。
また、犬の場合人間と違って、全て自由で自分で決めることは逆にストレスになります。これは群れのボスになるということと同じです。ボスになると群れを守るために常に周りに気を配ることが必要になります。これは物凄くストレスです。人間もそうですが、ストレスが原因で病気の発症が多くなっています。

犬はできるかもしれないけど物理的にできない(ケージに入れられていて外にでることが出来ない、リードに繋がれていて一定以上動けない)ことにはストレスを感じます。しかし、出来ないんだと認識すればしようともしなくなります。そのためストレスを感じることはなくなります。
(ケージに入れられていたらもう出ることは出来ない、リードに繋がれていたら自由はないんだ)

これらのことを人間が認識すれば意外と簡単に犬の散歩はできるようになります。かわいそう、自分にできるかななどど思っていると、犬に弱いと思われてどんどん散歩ができなくなります。弱いものについていったら自分の身があるないからです。強いボスでなければ安心感は与えることは出来ません。

犬の散歩をする上で非常に大切なポイント

  • 犬の散歩はトイレや運動をする場所ではない
  • 基本的に散歩中は犬に自由はない
  • 人間より前を歩かせない
  • リードを持っている人間以外に集中させない
  • 散歩がうまくでいないのに、ハーネスや普通の首輪を使わない
  • 無理に毎日行く必要はない(雨の日や体調が悪い日など)

人間の子供とミニチュアピンシャーの散歩の動画

人間の子供とミニチュアピンシャーの散歩の動画

ペットのブリーダーワンブーでは、犬のしつけやペットホテルでお預かり中の犬たちにドッグフードを与えたり、散歩に行ったりするのは小さい息子たちです。小さいお子さんがいる家庭でも、大人がしっかりとリーダーシップを発揮すれば問題はありません。