静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。「オスとメス、どちらが飼いやすいですか」というご質問を、よくいただきます。
結論からお伝えします。性別による傾向は、確かにあります。ですが、それ以上に個体差のほうが大きいです。この記事では、そのバランスも含めてお伝えします。
傾向としては、こう言われています
一般的に、オスのフレンチブルドッグは、甘えん坊で遊び好きな子が多いといわれています。人にも他の犬にも積極的に関わろうとする、子どもっぽい無邪気さが持ち味です。屋外で遊ぶことが好きな子も多く、エネルギーの発散を楽しんでいるように見えます。
メスは、比較的落ち着いていて、思慮深い性格の子が多いといわれます。新しい環境や相手に慣れるまで、少し時間がかかる傾向もあります。オーナーとの静かな時間を大切にする子が多い印象です。留守番のときに寂しがる様子を見せる子も、メスに多いと感じています。
ただし、これは「傾向」でしかありません
長年ブリーダーをしていて感じることがあります。性別よりも、個体の性格と育て方の影響のほうがずっと大きい、ということです。私自身、この感覚は18年変わっていません。
甘えん坊なメスもいれば、落ち着いたオスもいます。「オスだからこう」「メスだからこう」と決めつけて接すると、その子本来の個性を見逃してしまいます。
見学の際は、性別だけで判断せず、実際にその子と触れ合ってみてください。兄弟犬の中での立ち位置や、人への反応を見るほうが、よほど参考になります。
「オスとメス、どちらもいいですね」と迷われる方には、性格の希望を具体的に伺うようにしています。活発な子がいいのか、落ち着いた子がいいのか。そこから逆算したほうが、性別で選ぶより失敗が少ないです。
健康面での違いは、はっきりしています
性格と違い、健康面での違いは、もう少しはっきりしています。メスは発情期があり、ホルモンバランスの変化に関連した健康問題が出ることもあります。避妊手術を検討される方も多いです。
オスは活発に動く子が多いぶん、関節や筋肉への負担が気になるところです。どちらにしても、去勢・避妊を含めた健康管理は、事前に獣医師とよく相談してください。
去勢・避妊のタイミングについても、意見が分かれるところです。成長の度合いや性格の落ち着き具合を見ながら、無理のない時期を選んであげてください。
フレンチブルドッグは肥満になりやすい犬種でもあります。性別にかかわらず、食事管理は共通して気を配ってあげてください。
しつけは、性格を見てから決めてください
性別に合わせたしつけ方、という情報もよく見かけます。ですが、私は性別より先に、その子自身の性格を見ることをすすめています。
遊び好きな子には、トレーニングをゲームのように取り入れる。落ち着いた子には、無理に刺激を与えず、褒めるタイミングを大切にする。性別ではなく、目の前の子に合わせてあげてください。
基本の考え方は、性別にかかわらず変わりません。いけないことをしたら叱る。トイレ・呼び戻し・ハウスの3つだけは、号令と褒めをセットで教える。この軸がぶれなければ、オスでもメスでも、しつけの方向性に大きな差は出ません。
まとめ
オスとメスに、傾向としての違いはあります。ですが、それ以上に、一頭一頭の個性のほうが大切です。性別だけで先入観を持たず、実際にその子と向き合ってから、家族に迎えるかどうかを決めてください。
気になることがあれば、見学の際に遠慮なくご相談ください。


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